ガーゼ

大人になっても少女で痛いの

生きてるって傷ついて

スポーツ見ようと漫画見ようと動かない利き手と足に絶望する。

中学生のときから売春するときやインターネットのヒトと会うときは、四肢切断されて海外に売られてしまうって想像してから出かけて行った。死ぬことよりも絶望する事に耐えられるのかそれよりも価値がある事なのかちゃんと判断していた。

痛いのは今でも平気だ。

不自由と創る手が動かなくなる事の方がよっぽど嫌だ。死ぬことに恐怖を感じたことはない。

どんなに精神が悪くなってもパニック障害PTSDは一切ない。パニック障害は死ぬのが怖いからなる症状だからね。そもそも生きたいと思ったことがなかった。辛い現実世界から逃れたくて腕を切った。顔にタバコを押し付けた。誰にも必要とされたくなかった。「死なないで」って言われて「悲しい」って言われて生きたいと思うのが当たり前だと思われて諦めるしかない。わたしに本能なんて睡眠欲求しかないのに。

わたしにとって恋愛は一度すれば理解出来たから。最初から、お終いまで。必要とされて自分を初めて肯定出来た。良い体験だったんだ。売春を悲しんでくれたりと身体さえも尊重してくれた。プラチナの指輪をくれた。

 

何にもなくなってしまった。理由もなくなった。丁度良く病気にもなった。必要なものはもうない。